20180720

彦崎の「チラ見」ポイントの謎。第一明石踏切。







玉野方向から彦崎入りをすると
稲荷山(立石)がチラチラみえる。
彦崎を訪れたなら、
いの一番に訪れたい場所だ。
もともとこの明石前線路・道路は
過去にはなかったもの。
線路から向こう側海だったし
このラインは児島の海岸線だったわけだ。
最近まで隣の川張に抜けるには
天神山の裏山道から明石山を越えなければいけないほどだ。
ということはこの明石前道路・宇野線は埋め立ててか
山を切り崩して作られた前提。

第一明石踏切から見た彦崎方向は
すばらしい直線(メイン写真)。
彦崎駅を出ると磯東踏切あたりから緩やかな曲線を描く。
そして、奥谷踏切を通り
第一明石踏切にわたり直線なのだ。
その直線は第一明石踏切から例の明石岬の出っ張りまで
倉敷川と平行に直線が続き
そして、明石岬を囲むように急激に右に回り込む。
まさに海岸線だ。

意外とこのように宇野線が回り込んでいると
地上からでは実感出来ない。
いい機会なので彦崎の航空写真と
同方向からの比較写真で確認してください。



前回、発見した秋葉山から明石を取った写真(左/レッドライン/1948年)と
稲荷山・立石よりとった写真(右/ブルーライン/1978年)の
写真を参考にしてもらいたい。
撮影している標高差約100メートルの違いはあるものの
かなり明石岬が望める。
そして、かたや第一明石踏切付近からは
稲荷山の大石が見え隠れする。

もしかして、あの立石は人工的に備え付けられたもので
航行するための目標石だったのかもしれない。
玉野方向からきた船はこの最北端の明石岬が見えるアタリから
稲荷山の大石(立石)が見え隠れするに違いない。

そう確信したな。
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新旧の写真の位置から明石の突端の変化を比較した記事だ。
人にも歴史があるが、土地のも歴史がある。
今後出てくる記事のなかに削った土地をわざわざ遠くの岡山干拓に
使用した形跡が残っていたりして感激したもの
2018/0720/14:49

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