20180717

彦崎名水百選・片屋湧水と彦崎名物「ドブさらい」 



たぶん山の湧き水か。
透明度抜群だ。
いまでもちゃんとトタンの蓋をされ守られている。

1月2日の釜開き用に
ここ片岡の湧き水をヤカン一杯分
頂に来るのが2-3年続いたものだ。
確か小学生高学年の頃。
このあたりを明石山を登るときによく通っていたのだが
この用水の存在は知らなかったことの驚きと
そして、彦崎にこんなキレイな水があることの驚き。
彦崎は比較的ドブ王国。
そうこの7月の梅雨が明けるあたりに年中行事の
「ドブさらい」が行われる。
大人も子供も手伝える人は全員参加だ。というか
できれば誰もが避けたい年中行事だ。

現在の彦崎の排水事情は1990年あたりに行われた
下水工事によって生活排水は数段のクリーンさ。
河川の整備もあいまってキレイなものだ。
しかし、1970年前後当時の彦崎河川事情はそういうわけにはいかない。
河川は石垣で整備はされているもののほとんど自然川。
山間部から生活圏に下るアタリから入り組んだ川が家の回りを囲んでいる。
そこに台所、風呂等の生活排水は流れ放題だ。
とくに我が札場の川は細かく家の回りに存在。
恒例夏の「ドブさらい」で真っ黒のあの饐えたドブを大量に除くも
肝心の川の流れがある一カ所で行き止まり溜まっている。
札場で言えば踏切アタリの丸高へ入る寸前の岡南側。
現在はコンクリートに蓋がされ伺うことはできないが
まさに臭い物に蓋を下カタチだ。

とにかくこんな「ドブ王国」にあって
この水の美しさは奇跡だ。
この水はどこから来るのだろう。
明石山に降った雨が時間をかけて湧き出したものだろうか?
40年たった今でもかなりの透明度であるのは奇跡だ。
大事にしたいものです。
たぶん今でも冷たくて旨いんだろうな〜ごっくん。

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
地元の人も以外と知らなかった片屋のわき水。
いまでも現役の大事な井戸だ。
2018/07/17/14:48

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