20180223

丸高裏の溝。カブトガニ事件。



当時は、このようにコンクリートで整備されて無く、
左の資材置き場は全面が田圃だったし、
工場沿いも広場と同じ土でしたね。
ここの田圃の粘土まるめ奥の広場の方向に投げる。
当時、この溝の先端の左隣に4-5メートルの大きなタンクがあって、
その付近に隠れた紅組と田圃川の白組で泥団子を投げて戦う。
いわば戦場だ。そうここは戦場跡ということになるだろう。その戦争は悲惨で、
泥団子のなかに石を入れるリーサルウエポンなるものが開発され、
戦場は時折、血なまぐさいことになるわけだ。
泥合戦は後半掴み合いの本当の戦場になるわけだ。
先輩後輩入り乱れた数人は、
いつのまにか力関係がくっきり。
そんな修業の場でもあるわけだ。

しかし、そのタンクだ。
今思えばゾッとするが、
このタンクはバリバリ燃料系だっただろう。
「液体燃料」的なものだったのでは・。
確認はしていないがそんな場所なわけだ。

そしてこの溝にある日、大事件が・・・。
あれは温かい休日。たしか小学校高学年か中学生の頃。
すでにこの戦場での遊びは廃れ時代。
昔の活気はもうすでに無くなっていた時代。
風の噂で「丸高裏川でカブトガニ発見!」のニュース。
それは見に行くでしょう!
すると、この汚い溝に生きたカブトガニが!
本来のカブトガニは50キロ広島よりの笠岡にいなければいけない。
しかし、現にここに生きたカブトガニが動いている。
カブトガニの剥製は彦崎小学校の資料室か何かででみたことはあるが、
動いているカブトガニはこれが初めてだ、
まるで丸いゴキブリが巨大化した感じだ。
生きる化石と言われてる。表から見ると丸くて可愛いが、
ひっくり返すとエイリアンのような数本の足がワサワサ動いている。
これはかなり怖い。もともと俊敏な生き物でないので、
旧に襲われるということはないが、しかし怖い。
飴色の肌も硬そうな感じもゴキブリと変わらない。
ただ動きがゆっくりなだけだ。
その差だけで天然記念物に成るか成らないかなの差なのだろう。
もしカブトガニがゴキブリのように冷蔵庫の裏に
ビッシリいて、かなりのスピードで排水溝に逃げたら、
それにもしかしてそのまま空遠く飛んでいったら、
これは天然記念物完全に取り下げですね。

そう言えばシャコも原型はかなりスゴイ。
でも、おいしいから許せますね。
ビッシリ冷蔵庫の裏にいても・・・・。

そんな思いでのある丸髙裏ドブ川の思いで。

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カブトガニ。
といえば笠岡。
そんなところからここまでわざわざの長旅なのか。
と当時頭をひねったもの。たしか死んでいたともう。
2018/0223/16:10

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