20171208

ひこちゅう。みぎどなりのおかみ




こうじんさま。
と、おどくうさん。

またまた岩本ナオ著「町でわさの天狗・・・」で「耕神様(こうじんさま)」という言葉をみかけた。これは忘れかけてた言葉だ。こうじんさま。ここでは「荒神様」のことでなかろうか。西日本で盛んな特に瀬戸内海、特に岡山で盛んな民間伝承の悪神の一種だ。民間伝承なので御祀られている和霊神社。とにかく植松のヤス祖母さんは朝6時には雨の日も雪の日も一日も欠かさず、この「荒神様」にあいさつにいくわけだ。と思ったが「ちがうっ!」こんなデカイ神社じゃない。二.三回お供をしたことがあるが、あれは確か植松児童館あたりの四差路のどこかにあった「地蔵」だ。あれはなんだったんだろう?よくヤッさんが口にしていた「こうじんさま」と四差路の「お地蔵」とは違うものらしい。それもそのはず、荒神様が祀られている「荒神社」は植松では広大な敷地で、格好の子供の遊び場だ・・・それは・・・・
・・・そ・・・・の「荒神社」の敷地内には蟻地獄の地獄穴だらけなのだ。彦崎「天祖神社」の比ではない。流石、悪神祀っていのもダテではないのかもしれない。植松の「荒神社」恐るべし。さて、その「蟻地獄穴」君なら見つけたらどうするだろうか?調査をしたわけではないがオーソドックスには、蟻を探し、そのすり鉢状の蟻地獄穴に蟻を投入し、本来の機能を確認するのが基本ではなかろか。それに飽きると次は「蟻さんの仇!」と水攻め、火攻め、破壊攻め、いやいや掘り起こしその勇姿もみたくなる全裸攻めだ。まさか怪獣アントラーズのようなものは居ないはず、居たら怖いが・・・・と子供には「荒神社」は大テーマパークと化すのだ。他にも植松の子ども達の遊び場は豊富だ。先に話にでた植松児童館・四差路「消防」横の用水路。当時は水面は剥き出しで子ども達は命がけで遊ばなくてはいえない。また、繁華街藤原商店前の「大師堂」まえの広場は格好の遊び場だ。当時、日曜日の夕方に広場から見る大師堂の姿は朽ち果てた、まさに「てなもんや三度笠」のスタジオセット並の奥ゆかしいモノと記憶している。植松は車が通ることの出来ない極細の道がクネクネと蛇行し交差している小道。それに平行して小川も付いている。まさに子供にとっては夢のような場所なのかもしれない。そう。こうじんさまは植松「荒神社」にあり。おどくうさまは「台所」にあり。なのだ。イラストは灘崎町・植松「荒神社」の正面鳥居、手前畑。
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2009-10-06 18:46:32

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何をかくそう。私は植松生まれ。(全然隠れてないけど
やはりブログ19番目にはこの隣村のことは書いておかなければいけまい。

2017/1208/14:37

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