20171221

彦崎の焼き板塀。



焼き板の〜。
オバQ描いた
帰り道〜。


昨夜「岡山の焼き板塀」の話を
テレビで見かけました。
焼き板塀。彦崎の民家のほとんどは
炭で焼いた板を民家の壁に貼り付けてあります。
白く塗られた土塀に、黒い板塀が四方に張られているのが一般的。
ランクが上がると、
ナマコ壁、ひょうたんなどの鏝絵(こてえ)が施されている。
これが彦崎の民家・倉の基本形。
特に左官さんの腕の見せ所「鏝絵」は
この彦崎では壊滅状態、
最後に見たのがが若林酒造斜め前の
崩れた民家のひょうたん(たしか)の鏝絵だ。
鬱蒼としたなか崩れかけた民家に、
対照的にカラフルに輝くひょうたんの「鏝絵」
これはかなり大工さんの墨壺以来の
不気味な感じ。

話は戻して「焼き板」。
昨夜のテレビの話では、
焼き板民家塀に採用は岡山独特のものらしい、
なんだかこちらでも少ないが見たことある気もするが、
そうらしい。
断熱、保温性に優れ、
たぶん虫除けにもなりそうだ。
雨の量の少ない岡山ならではの知恵かもしれない。
特に七区での同じ位置に、同じ佇まいで立ち並ぶ
炭板民家の幾何学的配置は、
圧巻でもある。
最近ではオシャレな建築物のワンポントで
この焼き板を目にすることがあるが、
岡山の民家の「それ」はマックロクロ。
かなりよく焼いた「ウエルダン」状態だ。
特に昔の物は表面が大雑把で、まるで
炭のような状態になっている。
・・ということは、
そこいらに落ちている小枝かなにかで
絵が描けるわけだ。
オバQとか。

とにかく塗装された物とは違い、
一度書いた炭塀のオバQは隠すことは出来ない。
永久オバQだ。

とにかく、焼き板塀が岡山独特なものとは、
つゆ知らず。過ごす毎日。
よくよく考えれば岡山城「烏城」の
黒さからはじまり、美観地区の倉敷も
黒と白に囲まれた世界。
いっそのこと、建築物を「白漆喰と焼板規制」
でもしておけば、かなり壮観な景色が
展開してたかもしれない。

おばQいっぱいかけるし。


写真は彦崎駅前商店街高取薬局並びの黒焼塀。 

0043
2010-02-01 11:52:34

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そうそう。9年前のいや8年前のブログのバックアップ作業の
移行先がこのブログ。保険みたいなものかな。
この焼き板塀の記事が意外と閲覧数が多い人気の記事となります。
めずらしいのかな
2017/1221/16:39

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